雨季には集団で引きこもる?初期仏教の出家者の衣食住。

こんにちは。梅雨ですね。めちゃくちゃジメジメしています。仏教教団が生まれたインドでは雨季と乾季に分けられて雨季には日本の梅雨のようにめちゃくちゃ雨が降ります。その雨が降る時期には湧き出す虫を踏みつけて殺生をしてしまわないように、雨安居という集団引きこもりを行います。このように、仏教教団にはとても、ユニークなきまりや生活があります。今日は佐々木 閑の『出家とはなにか』という本を元に初期仏教教団の衣食住の生活を紹介したいと思います。

食事

仏教教団は基本的に自給してはいけません。必ず外の世界から施しをうけて、それによって生活をしなければなりません。そのために原則乞食によって生活しなければなりません。このことを托鉢といいます。鉢を持って家々を回って無言で家の前に立ってひたすらに食事を入れて貰えることを待つのです。さらに、食事は午前中の1回のみです。しかし、信者さんに食事に招待された場合は行ってもよいそうです。肉も、与えられたのなら食べ残しに限り受け取ることが許されたそうです。托鉢は東南アジア等では現在でも行われています。

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2、衣

 布は当時大変な高級品でした。ですので、出家者は新品のものは使用しませんでした。その代わりに落ちているボロボロになった布を繋ぎ合わせて作ったものを着用することが許されていました。これを糞掃衣といいます。汚い褐色をしたものであったと言われサンスクリットでカサーヤといいます。これを音訳したものが袈裟となりました。ですので、お坊さんの着ている服のことを袈裟といいます。ちなみに、出家者が所有してもよいものは托鉢のための鉢と3種類の衣にかぎられていたそうです。これを三衣一鉢と言います。

3、住

  さて、基本的に釈迦牟尼仏教団では樹下住が方針としてありました。文字通り木の下で生活するのです。しかし、現実には在家信者の寄進した僧院で生活していました。竹林精舎や祇園精舎が有名ですね。その僧院には大きく分けて二種類あったそうです。街の中にある聚楽と人里離れた場所にある阿蘭若です。イメージとしては、真言宗の東寺が聚楽高野山が阿蘭若という感じでしょうか。僧侶の住むヴィハーラなどが中にあります。面白いことに、ジャンターガラと呼ばれる釜風呂のようなものがあり、病気の時や重労働後などに使用を許可されたそうです。入浴方法としては熱気を避けるために顔に泥を塗り体に水をかけながら熱せられた部屋で身体を温めるそうです。サウナに近いようですね。女性僧侶の利用は禁止されていたそうです。理由はきゃあきゃあ騒ぐからだそうです。なんとも言えない理由ですね。『仏説温室洗浴衆僧経』というひたすら入浴を勧めるというお経もあったりしますので案外お釈迦様もお風呂が大好きだったのかもしれませんね。

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今日は初期仏教の出家者の衣食住を紹介しました。まだまだ、面白いことがたくさんあるのですが、今日はここまでとしたいと思います。